ダイソー・セリアの材料でできる
昆虫標本の作り方~夏休み自由研究にも~

ダイソー・セリアのもので昆虫標本をつくろう

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息子が4歳の夏…
朝起きてくると飼っていたカブトムシが亡くなっていました。

昆虫標本の作り方かぶとむし
初めて自分で捕まえたカブトムシ。を嬉しそうに眺めるチビーズ(*´з`)

「初めて自分で捕まえたカブトムシさんとさよならしたくない。」

という息子の願いを叶えるために初めて【昆虫標本】を作りに挑戦しました!!

私も夫もこれまで【昆虫標本】を作った経験はありません。
初めてで息子の大切なカブトムシをちゃんと標本にできるか不安でしたが、息子も喜ぶ昆虫標本を完成させることが出来ました◎

imuno
imuno

昆虫標本は7年経った今でも飾られています☆(7年経ったの昆虫標本の写真はこちら

昆虫標本作成のために専用の標本作成キットのようなものは必要なく、家にあるものとセリアやダイソーで手に入るアイテムで挑戦することができます。
昆虫好きのお子さん・親御さんは是非夏休みの思い出や自由研究としてチャレンジしてみてください!!

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昆虫標本作りのために用意した道具

亡くなった昆虫をキレイにするための道具
  • 古い筆・歯ブラシ(昆虫をキレイにする)
  • 汚れても良い容器(タッパーなど。昆虫を湯に浸すのに使用)
  • ティッシュ・キッチンペーパー(洗った昆虫を拭くもの)
  • 新聞紙やシート・ゴミ袋など作業台に敷くもの
キレイになった昆虫を乾燥させるための道具
  • ダンボール・発泡スチロールなど (昆虫を固定するための台)
  • まち針(昆虫の形を整える【昆虫針】の代わり)
  • 縫い針(昆虫を標本箱に固定する【昆虫針】の代わり)
  • 木工用ボンド(脚が折れてしまった場合に使用)
  • ピンセット(固定する際にあると便利)
乾燥した昆虫を保管するための道具
  • 標本箱にしたい箱
  • 標本箱に針を固定するための素材(家にあった緩衝材+両面テープを利用)
  • ピンセット(固定する際にあると便利)

どれも家にあるものや100均で用意できるものばかりです(*^^*)

昆虫標本のための昆虫針もAmazonや楽天で購入できますが、ダイソーのまち針と縫い針で代用可能です。
標本完成時に固定する縫い針は細いものを使用した方がキレイな昆虫標本に仕上がります◎

標本箱は【セリアの蓋付きクリアケース】にしたらちょっとおしゃれな昆虫標本にできるのでは?と思い、セリアの商品を利用することにしました。

キット無しでもできる!【昆虫標本】の作り方

標本にする昆虫は一刻も早く腐りはじめる前に飼育箱から出し、洗って乾燥させます。
手脚が折れてしまわないようにやさしくやさしく扱ってください。

1.標本にしたい昆虫をキレイに洗う

(①と②は昆虫が亡くなったばかりで軟らかければ必要の無い行程です。)

  • 汚れても良い容器に約40℃のお湯を準備する。(熱すぎると目が変色するので注意)
  • 標本にしたい昆虫をお湯に10~30分入れて手脚を軟らかくする。(乾燥して硬いようなら様子を見ながら浸ける時間を伸ばす)
  • 軟らかくなった昆虫を水に浸けながら筆や歯ブラシでやさしく洗う。
  • 雑菌が気になる場合は消毒用エタノールを全体に噴きかける。(私はやりませんでした)
  • ティッシュなどで水分をしっかりがっちり拭きとる。

2.標本にしたい形に昆虫の脚を整える

  • 6本の脚やツメをキレイに見えるように自分の好きな形にやさしく整える。
  • 脚が取れてしまっている場合は木工用ボンドで接着する。
  • 形が決まったら縫い針で体をダンボールなどの固定台に固定する。
    体の【ど真ん中】には針が刺さらないので【羽根の上側の中央寄り】にまっすぐ刺す。
  • まち針を使って頭や足・ツメ・触覚などの最終位置を決めていく。
  • 直射日光を避けて風通しが良い安定した場所で3~4週間しっかり乾燥させる。
ダイソーの待ち針で止められた昆虫標本2
ダイソーの待ち針で止められた昆虫標本1

写真だと固定する針もまち針を使ってしまっています。
乾燥させた後にまち針を展示用の縫い針に刺し替えるのは標本を壊してしまいそうで大変でした。
固定する針は縫い針を使用してください。

標本の乾燥方法

標本をキレイに保つコツは

  • 亡くなったら早く制作にとりかかる
  • キレイに洗う
  • とにかくしっかりしっかりしっかり乾燥させる

腐敗すると体液やニオイも出て昆虫も形を保てなくなってしまうので、乾燥工程がとっても大切です。

我が家は固定台のまま室内の風通しの良い場所で3~4週間乾燥させました。
屋外だと他の生物に狙われたり(死骸に卵を産み付けたり、カビの付着など)、湿度が高いと腐敗してしまうので注意が必要です。

家の環境によってしっかり乾燥させられるか心配な場合は以下のように乾燥方法に手を加えてみましょう◎

乾燥方法のアレンジ
  • 害虫が心配 → ネットをかぶせる(くず取りネットでOK)
  • 湿度が心配 → 乾燥剤を入れる
  • カビが心配 → 防腐剤(衣類用)を入れる

カブトムシで3~4週間、カブトムシよりも体の薄いクワガタで2週間ほど乾燥させましょう。

3.乾燥した昆虫を標本箱へ移動する

  1. よく乾燥したのを確認したらまち針をはずす。
  2. 縫い針をダンボールからはずし、標本箱へ移動する。
  3. 採取日・採った場所・採った人・昆虫の種類をラベルする。

標本箱への固定には家にあった【ダイソー隙間テープハードタイプ】を使用しました。
両面テープでセリアのクリアケースに貼り付けて、そこに針を刺すことで固定できます。

セリアのクリアボックスを使った昆虫標本横から
セリアのクリアボックス昆虫標本の蓋
imuno
imuno

息子はラベリングまではしていませんでした^^;

セミやバッタの抜け殻。落ちていたタマムシ(?)の羽根なども入れられて
宝物BOXのようになっています(^^)

セリアのクリアケースを標本箱にしたので観察しやすい

昆虫標本と言うと立派な標本箱を想像するのですが、我が家はセリアのクリアケースを標本箱にしてみました。
完成するまでドキドキでしたが、思ったよりも素敵な昆虫標本ができたと大満足です!

セリアのクリアボックスを使った昆虫標本上から

専門家の方が見たら怒られてしまうかもですが…透明なので左右上下前後の全面から昆虫が観察できて良い感じです◎
サイズ感もちょうど良い。

よく観察するとカブトムシそれぞれ色や形がぜんぜん違うんだな…と大人でも関心が湧いてきます。

完成後もカビや虫が付かないように防虫剤や乾燥剤を入れるらしいのですが、我が家には1歳の子も居て子ども達の手の届く見える場所に置いているので防虫剤や乾燥剤は入れませんでした。
カーテン越しに日が当たるような所に置いているのでカビないのかな?
その分若干色褪せはあるかもしれません^^;

昆虫標本のその後…あれから7年…

こちらは実際に制作した昆虫標本の7年後の姿です。

上記の乾燥方法で7年経った昆虫標本2
上記の乾燥方法で7年経った昆虫標本
よくさん
よくさん

変わらない姿で保管できているよ◎

裁縫針だと錆びてしまうという情報もあったので心配していましたが、最近の針はサビ止めも施されているからか錆びることもなくキレイな状態です。

クリアケースのキズがちょっと気になりましたが( ゚Д゚)
子ども達が乱暴に片付けてたからかな…苦

セリアのクリアケース標本箱の7年後

裏側もこんな感じでキレイです。

蓋を開けてニオイを嗅ぐと昆虫臭いはくさいですが、カビや腐敗臭もしていません。
うまく作る事ができていたのかなと思います◎

昆虫は好きだけれど昆虫標本作りは怖い…という時は

昆虫は好きだけれど本物に触るのは怖いし、標本にするなんて無理…というお子さんにはこちらが超オススメです◎

昆虫標本のようなリアルフィギュア (1)
昆虫標本のようなリアルフィギュア (2)

本物そっくりの昆虫フィギュアなんです!

本当にそっくり過ぎて床に置いてあったら「うわっ!!!!」とビビるくらい本物です。笑

カロラータの立体図鑑シリーズ
スタッグビートルボックス】くわがたと【ライナセラスビートルボックス】かぶとむし

子どもが小さいうちはカブトムシやクワガタが動くのを怖がったり、触れても加減が難しくて昆虫がかわいそうになることも…

我が家も本物の昆虫は観察用に飼育して、触るのはフィギュアにしていました。

簡単には手に入らないカブトムシやクワガタもかっこいい◎
私はエレファスゾウカブトが大好きで、さすがに本物のようなファサファサ感は無いものの(;^_^A
飾るのにも充分に満足できるフィギュアでした。

まとめ:キット無しでも100均商品で昆虫標本作りできました◎

虫取りする親子

簡単にできるから「虫好きっこ」におすすめしたい。
大人もね(*^^)b

「昆虫を標本にするのはかわいそうで嫌」と感じる方も居ると思うのでみんなにおすすめするわけではありません。
(本来生きている昆虫を標本にするらしいですが、私も生きた昆虫を標本にするのはやっぱり抵抗があります。)

昆虫が大好きで【昆虫標本】作ってみたいんだけど難しそう…と考えている方には、材料もセリアやダイソーで手に入るものばかりですし、思っていたよりも簡単に作ることが出来たので是非チャレンジしてみて欲しいです◎

他にも夏休みにやりたいいろいろ書いていますのぞいて見てください♬

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